Organization SPICE が公開されています
Organization SPICE ver.4.00 が、2024年12月13日にリリースされていますのでお知らせいたします。PDFファイルは、intacs のホームページからダウンロード可能となっています。intacs Organization SPICE PRM/PAM v4.00 Organization PAMの冒頭では、プロセスアセスメントは特に自動車業界で Automotive SPICE として定着してきたが、単一プロジェクトへの適用から組織的な範囲に拡張して取り組む必要性が生じている、という趣旨の導入説明が書かれています。この PAM が取り上げる主要トピックは、「成熟度レベルの考え方」と「4つの追加プロセス」となっています。特に、追加された2つのプロセス(PIM.1;プロセス確立、RIN.2:スキル開発)は、 ISO 15504 で定義されていながら、Automotive SPICE では取り上げられなかったプロセスだということをご存じでしたでしょうか? PIM.1 :プロセス確立(組織標準プロセス構築に関するプラクティス)RIN.2 :スキル開発(組織的な人材育成に関するプラクティス)QNT.1 :定量的実績管理(プロセスの統計的管理に関するプラクティス)QNT.2 :プロセス革新(統計的プロセス実績を用いた改革に関するプラクティス) PIM.1/RIN.2は、成熟度(能力)レベル3を達成するために重要なプロセスであり、QNT.1およびQNT.2は、それぞれ成熟度(能力)レベル4、5を実現するために必要なプロセスです。これらは、自立的なプロセス改善を組織的に取り組んできた人たちが、組織学習をしながら実践してきたノウハウの集積であり、プロセス改善を推進していくために重要なプロセスだと認識しています。 特に自動車産業においては、欧米の車両メーカーがサプライヤーの選定用に Automotive SPICE を使ってきた経緯があります。そのため、車両メーカーの焦点は、発注する「プロジェクト」となり、Organization PAM にあるようなプロセス改善をうまく進めるために必要な活動は Automotive SPICE のプロセススコープには含まれていません。弊社では、この背景がプロセス改善活動に苦労しているプロジェクトが数多く発生している原因になっていると考えています。開発組織としてプロセスを時代や顧客のニーズに合わせて継続的に改善していくためには、プロジェクトだけに焦点を当てるのではなく、組織的な活動としていくことが重要であり、今回公開された Organization SPICE は、そのヒントになると思います。 弊社では、下記のトピックスも今後「コラム」に掲載予定です: Automotive SPICE の活動は、なぜプロジェクト毎に個別に実施され効率的ではないのか? Organization SPICE 概説ぜひ、皆さんのお悩みごとの解決のヒントにしていただければと考えています。